今年度のアワード

グランプリ(最優秀作品賞)
コンペティション部門上映作品を対象に、審査委員会が最も優秀であると評価した作品に授与。副賞として賞金50万円を贈呈。

来るべき才能賞
コンペティション部門上映作品を対象に、審査委員会が最もアジア映画の未来を担う才能であると評価した方に授与。副賞として賞金20万円を贈呈。

第21回大阪アジアン映画祭 Osaka Asian Film Festival EXPO 2025 - OAFF 2026

薬師真珠賞
薬師真珠によるスポンサーアワード。上映されたすべての作品の出演者を対象に、薬師真珠が最も輝きを放っていると評価した俳優に授与。副賞として薬師真珠より真珠装飾品を贈呈。

JAPAN CUTS Award
インディ・フォーラム部門の日本映画を対象に、米国ニューヨーク市のジャパン・ソサエティー(日本映画祭「JAPAN CUTS」主催団体)がエキサイティングかつ独創性に溢れると評価した作品に授与。

芳泉短編賞
芳泉文化財団により創設されたスポンサーアワード。今年度映画祭で上映された60分未満の映画(協賛企画《芳泉文化財団の映像研究助成》を含む)のうち、日本初上映の作品を対象に、審査委員会が最も優秀であると評価した作品に授与。副賞として次回作研究開発奨励金10万円を贈呈。

観客賞
全部門の上映作品の内(一部作品を除く)、当映画祭の上映が日本初上映となる作品について、観客の投票による得点平均が最高の作品に授与。上映前に投票用紙をお渡ししますので、映画をご覧になった後に、ご投票ください。副賞として薬師真珠より真珠装飾品を贈呈。


第21回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門審査委員

第21回大阪アジアン映画祭 Osaka Asian Film Festival EXPO 2025 - OAFF 2026

フー・ティエンユー / 監督
FU Tienyu / Director

台湾を代表する女性映画監督。女性の経験や感情に対する深い共感を込めた作品を作り続けている。監督作に、“Somewhere I Have Never Travelled [帯我去遠方]”(2009)、『マイ・エッグ・ボーイ』(2016)、『本日公休』(2023、OAFF2023)がある。第37回東京国際映画祭で、ホウ・シャオシェンに次ぐ2人目の台湾人監督として黒澤明賞を受賞した。

日高七海 / 俳優
HIDAKA Nanami / Actor

映画『左様なら』(石橋夕帆監督)、『無限ファンデーション』(大崎章監督)、『本気のしるし』(深田晃司監督)、『ステップ』(飯塚健監督)、『銀平町シネマブルース』(城定秀夫監督)などに出演。『幕が下りたら会いましょう』(前田聖来監督)では主人公の相棒役を好演。近年は『三日月とネコ』(上村奈帆監督)、釜山国際映画祭に出品された『ひとりたび』(石橋夕帆監督)に出演。主演作『夢と進路』、出演作『結局珈琲』がOAFF EXPO2025-OAFF2026インディ・フォーラム部門で上映予定。

第21回大阪アジアン映画祭 Osaka Asian Film Festival EXPO 2025 - OAFF 2026

ワン・グォシン / 監督
ONG Kuo Sin / Director

シンガポールの脚本家、プロデューサー、監督。テレビと映画の両方で活動し、シンガポールのアイデンティティや社会的理想を反映した作品を手がけている。監督作に、ロングランドラマ“Tanglin”(2015-18)、“Kin”(2018-22)、金馬奨にノミネートされた映画“Number 1 [男兒王]”とその続編“Number 2 [男兒王2]”などがある。最新作『好い子』がOAFF EXPO2025-OAFF2026クロージング作品として上映される。


第21回大阪アジアン映画祭 芳泉短編賞審査委員

第21回大阪アジアン映画祭 Osaka Asian Film Festival EXPO 2025 - OAFF 2026

ジュン・リー / 監督
Jun LI / Director

1991年生まれ。香港中文大学でジャーナリズムを学び、ケンブリッジ大学でジェンダー学の修士号を取得。監督デビュー作の『トレイシー』(2018)は東京国際映画祭、2作目の『香港の流れ者たち』(2021)はロッテルダム国際映画祭でプレミア上映された。また、サーシャ・チョク監督の『離れていても』(2023)ではプロデューサーを務めた。最新作『クィアパノラマ』がOAFF EXPO2025-OAFF2026特別注視部門で上映される。

第21回大阪アジアン映画祭 Osaka Asian Film Festival EXPO 2025 - OAFF 2026

劉文兵 / 映画研究者
LIU Wenbing / Film Reseacher

大阪大学大学院人文学研究科准教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。単著に「日本の映画作家と中国」(弦書房、2021)、「日中映画交流史」(東京大学出版会、2016)、「中国映画の熱狂的黄金期」(岩波書店、2012)、「映画のなかの上海」(慶應義塾大学出版会、2004)などがある。「スタジオジブリ物語展」(2024)、文化庁「特集 日中の架け橋となった映画たち」(2017)を監修。日本映画ペンクラブ賞奨励賞受賞(2015)。

第21回大阪アジアン映画祭 Osaka Asian Film Festival EXPO 2025 - OAFF 2026

ジオ・ロムンタッ / プロデューサー
Geo LOMUNTAD / Producer

マニラを拠点とする、フィリピン映画界の新たな才能。制作会社Super!の創設者として、世界に通用するオリジナルのフィリピン作品をプロデュースしている。ベルリナーレ・タレンツ、タレンツ・トーキョー、釜山アジアン・フィルム・スクール、ロッテルダム・ラボ修了。初プロデュース作『行方不明』(カール・ジョセフ・パパ監督、OAFF2024)は、第96回アカデミー賞フィリピン代表作品として歴史に名を刻み、2024年のアジア太平洋映画賞で最優秀アニメーション映画賞を受賞した。2024年のトロント国際映画祭でプレミア上映され、2025年のベルリン国際映画祭でクリスタル・ベア賞を受賞した最新作『サンシャイン』が、OAFF EXPO2025-OAFF2026コンペティション部門で上映される。