今年度のアワード
グランプリ(最優秀作品賞)
コンペティション部門上映作品を対象に、審査委員会が最も優秀であると評価した作品に授与。副賞として賞金50万円を贈呈。
来るべき才能賞
コンペティション部門上映作品を対象に、審査委員会が最もアジア映画の未来を担う才能であると評価した方に授与。副賞として賞金20万円を贈呈。

薬師真珠賞
薬師真珠によるスポンサーアワード。上映されたすべての作品の出演者を対象に、薬師真珠が最も輝きを放っていると評価した俳優に授与。副賞として薬師真珠より真珠装飾品を贈呈。
JAPAN CUTS Award
インディ・フォーラム部門の日本映画を対象に、米国ニューヨーク市のジャパン・ソサエティー(日本映画祭「JAPAN CUTS」主催団体)がエキサイティングかつ独創性に溢れると評価した作品に授与。
芳泉短編賞
芳泉文化財団により創設されたスポンサーアワード。今年度映画祭で上映された60分未満の映画(協賛企画《芳泉文化財団の映像研究助成》を含む)のうち、日本初上映の作品を対象に、審査委員会が最も優秀であると評価した作品に授与。副賞として次回作研究開発奨励金10万円を贈呈。

観客賞
全部門の上映作品の内(一部作品を除く)、当映画祭の上映が日本初上映となる作品について、観客の投票による得点平均が最高の作品に授与。上映前に投票用紙をお渡ししますので、映画をご覧になった後に、ご投票ください。副賞として薬師真珠より真珠装飾品を贈呈。
第20回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門審査委員

中村由紀子(日本)
Bunkamuraル・シネマ アクイジション&プログラミング)
東京生まれ。日本ヘラルド映画を経て、1989年株式会社東急文化村に入社。現在、美術・映像事業部所属。Bunkamura開館当初からル・シネマの番組編成を担当。カンヌ、トロント、ベルリン映画祭等に各年参加し上映作品を選定。主な上映作品は、『さらば、わが愛 覇王別姫』『花様年華』『オアシス』『愛、アムール』『悪は存在しない』など。第15回(2014)東京フィルメックスでは審査員を務めた。

ファルハット・シャリポフ(カザフスタン)
監督
カザフ国立芸術大学とニューヨーク・フィルム・アカデミーを卒業。“The Tale of a Pink Bunny”(2010)で長編監督デビュー後、“The Secret of a Leader”(2018)が2019年モスクワ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。続く“18 Kilohertz”(2020)が2020年ワルシャワ国際映画祭グランプリ、“Skhema”(2022)が2022年ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門グランプリに輝いた。最新作『愛の兵士』(2024)がOAFF2025スペシャル・オープニング作品として上映される。

アンジェラ・ユン(香港)
俳優
2016年に俳優の仕事を開始。近年の出演作は『香港ファミリー』(2022/OAFF2023)、香港で大ヒットした“Chilli Laugh Story”(2022)など。さらに、『星くずの片隅で』(2022)での演技で第59回金馬奨と第41回香港電影金像奨の最優秀女優賞にノミネートされた。第49回(2025)香港国際映画祭アンバサダー。
第20回大阪アジアン映画祭 芳泉短編賞審査委員

ジョン・スー(台湾)
監督
1981年、台湾・台北生まれ。世新大学テレビ・放送・映画総合学科卒業。VR、テレビ、映画で活動。同名のビデオゲームを原作とする長編デビュー作『返校 言葉が消えた日』(2019)が大ヒットし、第56回金馬奨で12部門にノミネートされ5部門で受賞した。最新作『鬼才の道』(2024)がOAFF2025特集企画<台湾:電影ルネッサンス2025>で上映される。

木下千花(日本)
映画研究者
2007年にアメリカのシカゴ大学で映画メディア学と日本研究の博士号を取得し、カナダのウェスタン・オンタリオ大学、静岡文化芸術大学、東京都立大学を経て、2016年から京都大学大学院人間・環境学研究科で映画史、映像理論を教えている。「溝口健二論――映画の美学と政治学」(法政大学出版局/2016)で芸術選奨新人賞を受賞。日本語、英語で日本映画史とジェンダーについての論文を出版するほか、「NOBODY」「キネマ旬報」などに映画批評も寄稿。

アダム・ウォン(香港)
監督
1975年、香港生まれ。『狂舞派』(2013/OAFF2014)、『狂舞派3』(2021/OAFF2021)の監督・脚本家として知られる。前者で2014年の香港電影金像奨および香港映画監督協会の最優秀新人監督賞を受賞。その他の作品に『私たちが飛べる日』(2015/OAFF2016)などがある。最新作『私たちの話し方』(2024)がOAFF2025特集企画<Special Focus on Hong Kong 2025>で上映される。