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スペシャル・オープニング上映
愛の兵士
Soldier of Love [Солдат любви]
日本初上映 Japan Premiere
カザフスタンの文化都市アルマティで活躍する若き音楽家ベイブト。仕事も私生活も順調に回り始めた矢先、魅力的なダンサーと知り合い…。若手の実力派シャリポフ監督は、本作で若者の愛と葛藤をミュージカル映画として描いた。
映画にはA’Studio(アー・ストゥディオ)の新旧ヒット曲のアレンジが約20曲使われる。アルマティで結成されたこのバンドは、1980年代末からロシアの第一線で活躍し、カザフスタンの誇りとなっている。初代ボーカリスト、故シュケノフの歌声は、作曲担当で本作の音楽監督セルケバエフの感性と融合し、時代を彩った。フラッシュモブ風ダンスが見事な空港シーンでは映画と同名の「愛の兵士」が歌われるが、その後半(とエンディング)で響くのがシュケノフの声だ。
20年前に加入した現在の女性ボーカリストの歌も流れる。アルマティの文化人界隈の習慣として登場人物は主にロシア語を話すが、地方出身のベイブトが妻や仲間にカザフ語を混ぜて話すのは示唆的だ。カザフの土笛サズスルナイは、彼の不安定な心の支えに違いない。妻役のエルメコヴァが属するMoldanazar、歌を吹替えたM.スズドゥコフ、川辺で演奏するThe Buharsとjeltoksanは、新しいカザフ語ポップスの担い手である。なお、インタビューのシーンでは監督自身がカメオ出演している。[東田範子]
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上映予定
3月19日(水)18:30/ABCホール
ゲストあり
チケット
3月23日(日)15:20/テアトル梅田 シネマ4
ゲストあり
チケット
監督:
ファルハット・シャリポフ
Farkhat SHARIPOV
出演:
ケメンゲル・オラロフ Kemengger ORALOV
カルルガシュ・エルメコヴァ Karlygash ERMEKOVA
2024
年|
カザフスタン
|
100
分|言語:
ロシア語、カザフ語
|字幕:
日本語、英語
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